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幡多広域消費生活センター
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高齢者の消費者トラブル、周囲の見守りが鍵!
内容
消費生活センターには、高齢者の消費者トラブルに関する相談が多く寄せられています。
特に認知症の高齢者は悪質業者から狙われやすく、 被害額も高額になることがあります。

【県内事例@】
警察から連絡があり、認知症の母がスーパーのキャッシュコーナーで男性とお金を引き出していたことが分かった。
母は何も覚えていないようだったので部屋を探してみると、訪問販売の契約書が3枚見つかり、 竹炭パットなど合計約120万円の契約をしていた。
(契約当事者:80代女性)

【県内事例A】
一人暮らしをしている母の家に、数年前からリフォーム業者が頻繁に出入りし、いろいろな工事を契約していた。
母が決めたことだからと口を出さずにいたが、そうしているうちに母が認知症と診断された。
そこで 「母は認知症で勧められると断れない。今後の契約は私を通してほしい」 と業者に連絡した。
しかし、後日担当のケアマネージャーから「トイレがリフォームされている」と連絡があり、請求書などを確認するとメーカーの定価よりはるかに高額だった。
(契約当事者:80代女性)
アドバイス
【アドバイス】
1.高齢者をトラブルから守るためには、周囲の見守りが重要です。日ごろから次のような点に気をつけておきましょう。
 □不審な契約書などの書面や、宅配業者の不在通知などはないか。
 □屋根や外壁などに不審な工事の形跡がないか。
 □通信販売のカタログやダイレクトメールなどが大量にないか。
 □不審な業者が出入りしている形跡はないか。
 □不審な電話のやり取りや、電話口で困っている様子はないか。
 □お金に困っている様子はないか。
 □預金通帳などに不審な出金の記録はないか。

2.電話勧誘販売など、電話が原因でトラブルになることがあります。
 事前 にアナウンスをしたうえで自動的に通話を録音する「通話録音装置」を利用して、被害を未然に防ぎましょう。

3.高齢者が認知症の場合、成年後見制度の利用も検討しましょう。

4.少しでも不審に思った場合は、消費生活センターにご相談ください。

高知県立消費生活センター 地域見守り情報87号より

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