幡多地域(四万十市・宿毛市・土佐清水市・黒潮町・大月町・三原村)にお住まいの方のための消費生活に関する情報サイト
幡多広域消費生活センター
トラブル事例
CO2排出権取引のもうけ話、知識や経験のない人は乗らないで!
相談内容詳細
自宅に訪問してきた業者から、「投資に興味はないか。原発事故で電力が不足し、今後は火力発電が中心になる。そうなるとCO2が増えるので、排出権取引が増え価格が伸びてくる」とCO2排出権取引に関するもうけ話の勧誘を受けた。
投資に興味はなく、仕組みもよくわからなかったが、環境への手助けになるかもしれないと思い、180万円を支払った。
しかし、後日「価値が半減したので追加金が180万円必要だ」と言われ動揺した。
また、連絡もなく勝手に取引を始めていたことも疑問である。
半分でも返金してほしい。
(60歳代 女性)
アドバイス
  • 今年に入り、CO2(二酸化炭素)排出権取引のもうけ話に関する相談 が急増しています。
  • 業者の資料などによると、CO2排出権そのものを取引しているのでは なく、CO2排出権のCFD(差金決済)取引を行っているものと考えられ ます。
  • これは、預けたお金(証拠金)の何十倍もの取引を行うため多大な 損害を被ることもあるハイリスクな取引で、プロの投資家にとっても 複雑なものです。
    知識や経験のない一般の消費者は、絶対に手を出しては いけません。
  • 話を聞くうちに、親切にされるなどして断れなくなり契約してしまう ケースもあります。
  • 取引するつもりがなければはっきり断りましょう。
  • 心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。

国民生活センターHPより
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