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幡多広域消費生活センター
トラブル事例
イラク通貨「ディナール」を使った新手の投資トラブル!
相談内容詳細
「イラクの通貨、ディナールを持っていないか」とA社から電話があり、その後B社から「手軽にハイリターンが期待できるイラクディナール」などと書かれたダイレクトメールが届いた。
再びA社から「買値の40倍で買い取る」と電話があったので転売しようと思い、B社から25,000ディナール札を1枚10万円で4枚買った。
「買値の40倍の1,600万円を届ける」と言ったA社は「担当者が現金を持ち逃げした」などと言って、結局買い取ってくれなかった。
生活費すべてを使ってしまい、このままでは生活できない。
(80歳代 男性)
アドバイス
【ひとこと助言】
  • イラクの通貨「ディナール」を使った新手の電話勧誘が急増しています。
    高齢者や過去に投資トラブルにあった人がねらわれています。
  • 現時点では2千円弱とされている25,000ディナール札1枚を、事例の業者は10万円という暴利で販売していました。
  • 事例以外にも「アメリカ軍が撤退すれば、貨幣価値は20〜30倍にまで上がる」「イラクの石油埋蔵量は世界の上位であり、貨幣価値はいずれイラク戦争前に戻る」などと説明している例もあります。
  • 現在、日本の銀行ではディナールの取り扱いはありません。
    国内で ディナールを日本円にすることは極めて困難です。


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ここに掲載する相談事例は、一つの参考例として掲載するものです。
同じようなトラブルであっても、個々の契約等の状況や問題発生の時期などが異なれば、解決内容も違ってきます。
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